こんにちは。ちょこっと共済ライターチームです。
この記事で分かること。
・保険に加入する意味
・保険の必要性や、加入方法・選び方・注意点について

まとめ

保険に加入する意味は、万が一の事態に対して経済的な準備をすることです。
国から保障を受ける公的保障として「社会保険」もありますが、社会保険ではまかなえない部分を民間の保険で補うことができます。
さまざまなリスクに備えることができる民間の保険は、目的に合わせて加入することをおすすめします。
「死亡に備える保険」「病気・怪我に備える保険」「介護に備える保険」などがあり、保険を選ぶ際のポイントは、「リスクの洗い出し」「ライフイベント」「保障内容」の3つとなります。3つの観点から、保険の必要性を判断し、適切な保険商品を選ぶようにしましょう。

ちょこっと共済は、東京都の39市町村が共同で運営する公的な交通災害共済で、交通事故に遭い治療を受けた会員に対して見舞金を支給する制度です。
500円から加入出来ます。万が一の事故に備えてご検討ください。

さまざまな会社が保険商品を提供していますが、そもそも保険に加入すべきか迷っている方もいると思います。保険の加入を考えている人は、必要性を理解して適切な保険商品を選ぶ必要があります。この記事では保険の必要性に加えて、加入方法・選び方・注意点などを紹介します。参考にしてください。

保険に加入する意味とは

保険に加入する意味は、万が一の事態に対して経済的な準備をすることです。例えば、怪我で入院したときには治療費や入院費がかかりますし、重い病気を患ったときに高度先進医療を受けるためには高額な費用が必要になります。事故などで要介護状態になるかもしれません。怪我や病気で働けなくなり、収入が減って家計に経済的な困難が訪れる可能性もあります。そのようなリスクに備えるために加入するのが、保険です。
国から保障を受ける公的保障として「社会保険」もありますが、社会保険ではまかなえない部分を民間の保険で補うことができます。

目的ごとに異なる保険の種類

さまざまなリスクに備えることができる民間の保険について、解説します。

死亡に備える保険

被保険者(保険がかけられている人)が死亡したときに、受取人が保険金を受け取れます。一家の稼ぎ手を「被保険者」に、家族を「受取人」にしておくことで、万が一、稼ぎ手が死亡しても家計を支えることができます。
死亡に備える保険には、「定期保険」「終身保険」「収入保障保険」など、保障内容によってさまざまな種類があります。定期保険は一定の保険期間が定められているのに対して、終身保険は保障が一生涯続きます。収入保障保険は、一定の保険期間中に死亡・高度障害状態になったときに、年金形式で保険金を受け取れます。

病気・怪我に備える保険

被保険者が病気や怪我になったときに、医療費や治療期間中の生活費をまかなうための給付金を受け取れます。
病気・怪我に備える保険には、「医療保険」「がん保険」「就業不能保険」などがあります。医療保険は入院や手術の際に給付金を受け取れるタイプが多いです。がん保険はがんの治療で入院・手術したときに給付金を受け取れ、就業不能保険は入院・自宅療養などで働けなくなったときに給付金を受け取れます。

介護に備える保険

被保険者が要介護状態などになったときに、一時金や年金形式で保険金を受け取れます。公的介護保険もありますが、介護サービス等の現物支給であり、原則1割の自己負担が必要になります。一方、民間介護保険は現金支給のため、用途を自由に選ぶことができます。

その他の保険

その他の保険としては、「学資保険」「養老保険」「年金保険」などがあります。
学資保険は子どもの学費に備える保険で、契約時に定めた時期に祝金や満期保険金を受け取れます。

養老保険は老後に備える保険で、老年期のための貯蓄として使えます。満期を迎えると満期保険金を受け取れます。また被保険者が死亡すると、受取人は死亡保険金を受け取れます。
年金保険も老後に備える保険で、払込期間に保険料を納めることで、契約時に定めた年齢に達した時点から生涯に渡って年金を受け取れます。

加入する保険を選ぶ際のポイント

保険を選ぶ際のポイントは、「リスクの洗い出し」「ライフイベント」「保障内容」の3つです。保険を選ぶ際は、まず日常的なリスクを洗い出し、さらに今後想定されるリスクをイメージすることから始めることをおすすめします。
また、今後想定されるリスクは、結婚や出産、子どもの進学や成人、住宅購入、老後などのライフイベントから考えるとイメージしやすいです。ライフイベント時はまとまったお金も必要になります。それを確保できるように、保険を選ぶとよいでしょう。
必要な保障内容が分かったら、それを確実にカバーできる適切な保険を選びましょう。

保険に加入する際に必要なもの

保険の加入手続き時には、下記の書類などが必要です。

  • ・本人確認書類(運転免許証、健康保険証、パスポート、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、運転経歴証明書などのいずれか1点の場合が多い)
  • ・印鑑
  • ・口座情報やクレジットカード

保険に加入する条件

全ての人が、全ての保険に入れるわけではありません。加入できる年齢に制限がある保険商品も多く、払込期間なども商品ごとに異なります。
また、現在の心身の状態や過去の病気の有無(持病の有無)などによって加入が制限される商品もあります。

保険に加入する流れ

保険に加入する流れを解説します。

  • 1.保険商品の情報収集をする。商品を比較し、その中から自分が備えるべきリスクに対応できる商品を選ぶ
  • 2.契約の手続きを始める(契約のしおりなどの内容をよく確認し、分からない点は保険会社から説明を受ける)
  • 3.契約内容に納得できたら、申込書を記入して提出する
  • 4.保険会社から告知を求められた事項(現在の健康状態、過去の病歴など)について、必要に応じて検査を受けるなどして告知をする
  • 5.保険料を支払う
  • 6.保険証券を受け取って契約成立

保険加入の際の審査

加入の際には、保険会社の審査があります。審査の結果によっては保険に加入できないこともあります。何について審査されるのか、その内容を解説します。

健康状態

持病の有無や一定期間の病歴、人間ドックの結果、今後の病気のリスクなどが審査対象となり、被保険者の病気のリスク(どれくらい病気になりやすいか)が判定されます。例えば、若い人より高齢の人はリスクが高いという判定を受ける他、喫煙する人や肥満度が高い人などもリスクが高いという判定を受けることがあります。
また、女性は妊娠の有無(過去の妊娠についても)なども審査対象となる場合もあります。

職業

保険商品によっては、怪我や死亡のリスクが比較的高い職業の場合は加入できないこともあります。例えば、高所作業を伴う職種、危険物を取り扱う職業、レーサー、登山家、ラグビー選手、プロレスラー、プロボクサーなどの大きな怪我のリスクが高い職業です。危険性のある趣味を持つ人も、高リスクという判定を受ける場合があります。

モラル

保険を悪用し保険金や給付金を不正に得ようとすることを防ぐため、道徳的な観点での審査も行われます。具体的には、保険金額と収入のバランスや契約者と被保険者、受取人の関係が不自然ではないかなどが確認されます。また保険の受取人が反社会的勢力に該当すると認められるときは、保険の加入を断られることが多いです。

保険に加入する際の注意点

保険に加入する際に、注意すべき点を3つ解説します。

告知義務を怠ると保障を受けられないことがある

いくら審査を通過するためとはいえ、告知を怠ったり、虚偽の告知をすると告知義務違反になります。例えば「健康状態があまりよくない事実を告げない」「喫煙者なのに喫煙していないと告げる」などです。
告知義務違反があった場合、保険金や給付金を受け取れないこともあります。また、悪質と判断されれば、契約を強制的に解約されることもあります。

審査内容によっては保険料が上がるケースもある

保険会社の審査の結果、高リスクと判定されると、内容によっては契約内容の見直しによる「特別条件付きの引き受け」という形での契約になるケースもあります。特別条件付きの引き受けの場合は、保険料の割増や特定の部位・病気に対する不担保(保障外)などさまざまな条件が加えられます。変更点をよく確認し、場合によっては契約を考え直す必要もあります。

社会保険が切れた後に国民健康保険に入らないとリスクが大きい

日本では国民皆保険制度があり、全ての国民が公的医療保険に加入することになっています。公的医療保険は、自営業者や年金受給者を対象とした国民健康保険、企業の従業者や日雇労働者を対象とした健康保険の他にも、共済組合、後期高齢者医療制度があります。
注意が必要なのは、会社を退職し自営業者や年金受給者になったタイミングです。健康保険から国民健康保険へ切り替える必要がありますが、国民健康保険の加入手続き期限は退職後14日以内と定められていますので早めに手続きをするようにしましょう。
手続きを怠り、国民健康保険未加入の状態になってしまうと、医療費を全額自己負担することになる他、未加入期間の保険料は最大2年間さかのぼって一括で納付しなければなりません。保険料を支払えなかった場合は滞納扱いになり、長期間滞納している場合は、財産の差し押さえになる場合もあります。

まとめ

保険は、万が一の事態から自分や家族の生活を守るため、また、将来的に必要となるお金を貯えるためにあります。「リスクの洗い出し」「ライフイベント」「保障内容」の3つの観点から、保険の必要性を判断し、適切な保険商品を選ぶようにしましょう。

ちょこっと共済は、東京都の39市町村が共同で運営する公的な交通災害共済で、交通事故に遭い治療を受けた会員に対して見舞金を支給する制度です。
東京都の市町村に住民登録のある方なら年齢・健康状態に関係なくどなたでも加入することができ、会費は年額1,000円または500円と大変安価です。
万が一の事故に備えて、お守り代わりにぜひご加入されてはいかがでしょうか。