こんにちは。ちょこっと共済ライターチームです。
この記事で分かること。
・小学校の進学のタイミングで加入を検討した方がよい保険の種類と加入するメリット
・小学生の保険を検討するポイント

まとめ

小学生の時点で加入を検討したい保険は、「学資保険」「生命保険」「医療保険」「傷害保険」「個人賠償責任保険」「自転車保険」などがあります。特に、自転車の運転者に対しては自転車保険の加入を義務化する自治体が増えていますので、小学生の自転車保険への加入をおすすめします。
また、「学資保険」は、計画的に教育資金を貯めていくことができ、普通預金よりも利率が高いこともメリットです。
保険を検討する際のポイントは、「保険料と保障または補償のバランスを確認する」「定期型か終身型か確認する」「重複している保障または補償を確認する」が挙げられます。 子どもが小学校に上がるタイミングで検討することをおすすめします。

ちょこっと共済は、東京都の39市町村が共同で運営する公的な交通災害共済で、交通事故に遭い治療を受けた会員に対して見舞金を支給する制度です。
500円から加入出来ます。万が一の事故に備えてご検討ください。

子どもが小学校に入学するタイミングで、子どもの保険を検討する人は多いのではないでしょうか。この記事では、小学校の進学のタイミングで、加入を検討した方がよい保険を取り上げ、種類と加入するメリットを解説します。保険を選ぶ際のポイントについても解説していますので、参考にしてください。

小学生の時点で加入を検討したい保険

小学校進学のタイミングで加入を検討したい保険を紹介します。その理由についても解説します。

学資保険

学資保険に加入する目的は、教育資金の貯蓄です。契約時に決めた満期まで保険料を払い込むと、満期の際にまとまった金額(給付金)が受け取れます。小学校進学のタイミングで加入を検討した方がよい理由は、2つあります。1つ目は、早く加入するほど保険期間が長くなり、余裕をもって教育資金を準備できるためです。2つ目は、契約者である保護者(父親や母親など)に万が一のことがあった場合には、お祝い金や給付金を受ける権利を維持しながら以降の保険料の支払いが免除されるため、「教育資金の保障」になるためです。

生命保険

生命保険に加入する目的は、「死亡保障」です。そのため、「そもそも子どもには必要ない」という声があります。一方、生命保険は死亡リスクの低い子どものうちに加入した方が保険料の面で有利になるという側面もあります。子どもが小さいうちは親を契約者、子どもを被保険者として加入し、子どもが成人したタイミングで契約者を子どもに変更するケースも多くみられます。

医療保険

医療保険に加入する目的は、病気や怪我の医療費をまかなうためです。公的医療保険が整備されているため、基本的には医療費の自己負担は1〜3割ですが、公的医療保険の対象は診療にかかった子どもの医療費のみです。付き添う親の交通費や入院生活にかかる諸経費などは、公的医療保険でカバーされません。医療保険では、それらの費用をまかなうことができます。また、小学生のように、若くて健康状態に問題なければ、保険料が安く済むこともこの時期に加入するメリットです。 公的医療保険でカバーされない出費について、後ほど解説します。

傷害保険

傷害保険に加入する目的は、怪我の医療費をまかなうためです。加入を検討した方がよい理由は、小学生になるとスポーツやアウトドアの機会が増え、遊びのバリエーションが多くなり、突発的な事故や怪我のリスクが高まるためです。傷害保険に加入することで、万が一事故に遭い怪我を負った場合に、入院費や通院費、治療費が受け取れます。
ただし、医療保険と異なり、病気には対応していないことに注意しましょう。

個人賠償責任保険

個人賠償責任保険に加入する目的は、万が一の賠償責任に備えるためです。加入することで、子どもが人に怪我を負わせてしまったり、人の所有物を壊してしまい賠償責任が発生した場合に、その費用を補てんできます。小学校進学のタイミングで加入を検討した方がよい理由は、傷害保険と同様に、小学生になるとより行動が活発になり、友だちの家などに遊びに行く機会も増え、怪我を負わせてしまったり、人の所有物を壊してしまうリスクが高まるためです。
個人賠償責任保険は、さまざまな保険に特約として付帯できます。まずは、すでに家族が加入している保険の特約にないか確認しましょう。

自転車保険

自転車保険に加入する目的は、自転車事故による賠償責任に備えるためです。賠償責任補償としては、自転車運転中に人を怪我させてしまったり、人の物に損害を与えてしまい賠償責任が発生した場合に、その費用を補てんできます。また、医療費保障としては、自転車運転中に怪我を負った場合に、入院費や通院費、治療費を受け取れます。

自転車保険の加入義務化

自転車の運転者に対して、自転車保険の加入を義務化する自治体が増えています。その背景には、自転車であっても、交通事故を起こしたときに高額な賠償責任が発生した事例があります。その事例の1つが、11歳の子どもが起こした交通事故です。11歳の子どもが自転車で女性に衝突し、女性は頭がい骨を骨折して意識が戻らない状態になりました。この過失に対して、神戸地方裁判所は子どもの保護者に対し9521万円の賠償金の支払いを命じました。他にも、高校生が自転車で起こした交通事故に対して9266万円の賠償金の支払いを命じた事例もあります。

※参考:自転車事故と保険|一般社団法人日本損害保険協会

小学生の保険を検討する際に知っておきたいこと

小学生の保険を検討する際に知っておきたいことを、2つ解説します。

1.子どもの受療率は低い

医療保険や傷害保険は、小学生が加入しても使う機会は少ないかもしれません。厚生労働省が公表する「令和2年(2020)患者調査の概況」によると、小学生が含まれる5~9歳の「入院」の受療率は「71」、10~14歳は「99」と、年齢階級別では最も少なくなっています。つまり、5~14歳は全年齢の中でも入院する可能性が低い年齢といえるでしょう。

*受療率:調査日当日に、人口 10 万人当たりでどれくらいの人が病院・一般診療所・歯科診療所で医療を受けたかを表した数値

※参考:令和2年(2020)患者調査の概況 2 受療率|厚生労働省

2.公的な制度で病気やケガに備えられる場合がある

一方、「令和2年(2020)患者調査の概況」によると、小学生が含まれる5~9歳の「外来」での受療率は、全年齢の中でも低い数値ではありません。しかし、公的医療保険に加入していれば原則3割の自己負担で治療を受けられることに加えて、多くの自治体では小学生を対象とした医療費の助成制度(無償や一部負担)が充実しているため、医療保険の加入を検討する際は、この助成がなくなるタイミングも意識するとよいでしょう。

小学生が保険に加入するメリット

前述までに、小学生が保険に加入するメリットについても触れてきましたが、改めて解説します。

1.教育資金を貯められる

金額の大小はありますが、子どもが成長するにつれて必ず教育費が発生します。学資保険に加入することで、計画的に教育資金を貯めていくことができます。支払途中に契約者である保護者(父親や母親など)に万が一のことがあっても、お祝い金や給付金を受ける権利を維持でき、教育資金を確保できます。また、学資保険は、普通預金よりも利率が高いこともメリットです。

2.公的医療保険でカバーできない出費に備えられる

公的医療保険は万能ではありません。例えば、下記の費用などは公的医療保険でカバーできません。
・入院にかかる食費
・入院時に必要な日用品の購入費
・差額ベッド費
・交通費
・診断書や証明書の作成費
これらの出費に備えられるのが、保険に加入するメリットです。

3.保険料を抑えて加入できる

小学生など年齢が低く健康な状態であれば、加入できる保険の選択肢も豊富です。条件のよい保険に入りやすく、保険料も抑えることができます。
特に終身タイプの保険は、加入時の年齢に応じた保険料が解約するまで続きます。

小学生の保険を検討するポイント

では、小学生の保険はどのように選べばよいのでしょうか。検討する際のポイントを解説します。

1.保険料と保障または補償のバランスを確認する

保険は、手厚い保障や補償を求めるほど、月々の保険料の負担が増えます。万が一に備えることは非常に大切ですが、「あれも、これも」と補償をつけたことで保険料を払えなくなってしまっては意味がありません。家庭の収支状況を考慮しつつ、毎月支払うのに無理のない金額におさまるプランに加入するとよいでしょう。

2.定期型か終身型か確認する

保険には「定期型」と「終身型」があります。定期型は一定期間を保障する保険で、月々の保険料が低いのが特徴です。解約返戻金は設けられていません。一方、終身型は、一生涯を保障する保険で、月々の保険料は高くなります。また、解約返戻金が設けられているため、解約時に払った保険料に応じた金額が返ってきます。
月々の保険料の負担を抑えつつ大きな保障を得るなら「定期型」、子どもに一生涯の保障をプレゼントしたい場合は「終身型」を選ぶのがおすすめです。

3.重複している保障または補償を確認する

前述したように、個人賠償責任保険は、さまざまな保険に特約として付帯でき、家族の誰かが加入していれば家族全員分カバーされるケースもあります。重複して加入しても、実際の損害額分しか支払われないため、複数加入することは「保険料の無駄」になります。補償が重複しないように、家族がすでに加入している保険の内容を、特約を含めて確認しましょう。

まとめ

子どもが小学校に上がるタイミングで検討したい保険を解説してきました。子育てをしていると、子どもが大きな怪我や病気になったときに十分な医療を受けさせられるか、自分に何かがあった場合の教育費はどうなるのかと、不安になるものです。また、子どもが成長するにつれて行動範囲も広がり、人に怪我を負わせてしまったり、人の所有物を壊してしまう可能性も高まります。万が一に備えて、保険を検討することは大切です。

ちょこっと共済は、東京都の39市町村が共同で運営する公的な交通災害共済で、交通事故に遭い治療を受けた会員に対して見舞金を支給する制度です。
東京都の市町村に住民登録のある方なら年齢・健康状態に関係なくどなたでも加入することができ、会費は年額1,000円または500円と大変安価です。
万が一の事故に備えて、お守り代わりにぜひご加入されてはいかがでしょうか。