こんにちは。ちょこっと共済ライターチームです。
この記事で分かること。
・「損害保険」とは日常生活に潜むリスクに備えるための保険で「火災保険」や「自動車保険」などがある
・保険金の支払い方法は、生命保険が定額払い、損害保険は原則として実損払いであること

まとめ

損保の正式名称は「損害保険」と言い、日常生活に潜むリスクに備えるための保険です。
加入していると、日常生活において想定外の事態に陥ったときに、金銭的な負担を軽減できます。
種類としては住居に関する保険と、自動車に関する保険が代表的です。
特約を含めると補償内容は多岐に渡りますが、求める補償が増えるとそれだけ保険料も上がるため、自分にあった保険だけに絞る必要があります。

ちょこっと共済は、東京都の39市町村が共同で運営する公的な交通災害共済で、交通事故に遭い治療を受けた会員に対して見舞金を支給する制度です。
500円から加入出来ます。万が一の事故に備えてご検討ください。

生命保険の加入や見直しをする際、保険について調べると「損保」という言葉も出てくるのではないでしょうか。 しかし損保が通常の保険と何が違うのかわからない人は多いかもしれません。 そこで本記事は損保の基礎知識と種類、生命保険との違いを解説します。 保険に関する知識を身に付けたい方はぜひ参考にしてください。

損保とは

損保の正式名称は「損害保険」と言い、日常生活に潜むリスクに備えるための保険です。 代表的なものでは、火災保険や自動車保険が損保にあたります。 損保に加入していると、日常生活において想定外の事態に陥ったときに、金銭的な負担を軽減できます。 また、損保は実際に発生した損害額により保険金の支払いが変わる、「実損払方式」が一般的です。 ただし、経年劣化による損害は対象外で、補償対象は偶発的に発生した事象に限られています。

損保と生命保険の違い

混同しやすい損保と生命保険について、違いを「保険の対象」と「支払い方法」の観点から解説します。

保険の対象

保険は以下の3つの分野に分かれており、特徴が異なります。
・生命保険(第一分野)
・損害保険(第二分野)
・その他の保険(第三分野)
生命保険は「ヒト」が対象で、定期保険や終身保険、学資保険などが含まれます。 一方、損害保険は「ヒト」、 「モノ」が対象で、火災保険や自動車保険、個人賠償責任保険などです。 その他の保険は、医療保険やがん保険、傷害保険など病気やケガに関する保険になります。 その他の違いとして、生命保険は「保障」、損害保険は「補償」を用いますが、同じ読み方でも意味が異なるため漢字が異なります。 「保障」は障害から保護して守るという意味で、「補償」は損害を補って償うという意味があるためです。

保険金の支払い方法

保険金の支払い方法は、生命保険が定額払い、損害保険は原則として実損払いです。 医療保険やがん保険などの第三分野は基本的に定額払いが多いですが、第一分野の生命保険会社、第二分野の損害保険会社のどちらでも取り扱っています。 したがって、損害保険会社で医療保険などを取り扱う場合、実際に支払った治療費に応じて給付金の金額が決まる実損払いを採用するケースもあります。

損保の種類

損保は住居に関する保険と、自動車に関する保険が代表的です。それぞれ特徴を解説します。

住居に関する保険

住居関連の損害保険は、生活をする上で非常に重要といえる建物や家財を補償する保険で、火災保険や地震保険が該当します。 自然災害や偶発的に起こる想定外のトラブルから生じる損害に対して補償してくれる心強い保険です。

火災保険

火災保険は火事による損害以外にも台風、落雷、雪害、盗難などにも対応する保険です。 ただし、補償の対象が建物だけの場合、家財は補償対象外となるので、契約時に補償の範囲を確認しておきましょう。 補償内容は保険会社や保険のプラン、建物の素材等によって異なり、補償対象や給付金額も変わってきます。 周りの住宅への配慮から、住宅を購入する際に火災保険への加入を必須としている不動産会社もあります。

地震保険

地震や噴火による損害、地震や噴火によって生じる津波が原因の火災や損壊などを補償する保険です。 地震が原因の火災や損壊などは火災保険では補償されないため、地震の多い日本では需要の多い保険と言えるでしょう。 ただし、火災保険の付帯契約となるため火災保険への加入が前提となっており、火災保険と合わせると保険料が高くなってしまうデメリットがあります。

自動車に関する保険

自動車に関する保険は、強制加入の「自賠責保険」と、個人の意思で加入する「任意保険」があります。 ここでは自賠責保険と任意保険について、それぞれの特徴や加入対象、保険の内容、補償の範囲などについて解説します。

自賠責保険

自賠責保険は、すべての自動車と原付を含むバイクに 加入が義務付けされている、いわゆる強制保険です。 保険料は契約期間や車種により異なります。 また補償対象は「対人」のみで物損事故は補償外となります。 支払われる保険金額は高いとは言えないため、任意保険への加入も検討したほうが良いでしょう。

任意保険

任意保険は自賠責保険だけではカバーできない損害額を補償する役割があります。 対人無制限の補償をはじめ、物損や同乗者、車両にも保険がかけられることから、自賠責保険よりも補償の範囲が広いと言えるでしょう。
具体的には主に以下のような補償内容です。
・相手の死亡・ケガ
・物損
・自分や同乗者が死亡・ケガ
・自分の自動車や持ち物など
・弁護士費用・示談交渉
・ロードサービス

旅行・レジャーに関する保険

旅行時に自身の所有物が盗難・紛失した際の補償や、ゴルフ場でのプレー中に事故があった際の補償を受けられる保険もあります。 これらの保険に加入していれば、旅行やレジャー中にトラブルが起きても慌てずに済むでしょう。

海外・国内旅行保険

海外・国内旅行保険は、旅行中の病気やケガ、死亡に対応する保険です。 身体的な補償だけでなく、手荷物の盗難・紛失に対応する保険商品もあります。 特に海外でケガや病気にかかった場合、救急車を利用するのに多額の費用が発生する国も多く、治療費は高くなりがちです。 また海外では、盗難や紛失のリスクもあるため保険に加入しておくと安心でしょう。

ゴルフ保険

ゴルフ保険は、ゴルフ用品の補償やゴルフのプレー中に起こったケガの補償、損害賠償請求を受けた場合の補償などが受けられます。 本番のゴルフコース以外にも、ゴルフ練習場でのトラブルにも対応するケースがあります。 ただし原則としては、キャディが同伴しないプレーでは補償の対象外とされているので注意が必要です。

ケガ・病気に関する保険

傷害保険や医療保険は第三分野の保険ではあるものの、第二分野である損害保険会社でも取り扱っているため、ケガや病気も損害保険でカバーできます。 ここでは障害保険と医療保険について、どのような特徴があるのかを解説していきます。

傷害保険

傷害保険は、打撲や骨折などで入院や手術、通院などが必要になった場合に補償される保険です。 傷害保険に加入すると「急激」「偶然」「外来的」のすべてを満たした事故によるケガが補償されます。 例えば「不意に転倒して骨折した」「階段から落ちて足首をねんざした」などは、傷害保険で補償されます。 一方で、疲労骨折のように緩やかに発生するケガや靴擦れなどは、傷害保険に加入しても補償されません。

医療保険

医療保険は傷害や疾病による入院・手術の費用を補償する保険です。 通院、退院、死亡、先進医療なども補償対象にあたります。 保険会社によって掛け金や給付金の金額、加入や給付の条件など、補償内容が大きく異なるので加入前に比較検討したほうが良いでしょう。 また生命保険など、ほかの保険と補償内容が重複するケースも多いため、慎重に選ぶ必要があります。

その他の保険

ここまで多くの保険を紹介してきましたが、ほかにも損害保険がありますので、引き続き解説していきます。

所得補償保険

所得補償保険は病気やケガなどが原因で仕事ができなくなった場合、働いていたら受け取れるはずだった金額の一部を毎月受け取れる保険です。 支払われる保険金額は保険会社によって異なりますが、契約前の1年間で得た収入の50〜70%が一般的と言われています。 加入にあたって医師の診査は不要としている保険会社が多く、家事従事者であっても加入できるプランもあります。

個人賠償責任保険

個人賠償責任保険は、他人にケガを負わせた場合や、他人のモノを壊した場合に補償してくれる保険です。 他人の身体やモノが補償対象にあたるため、名誉毀損やプライバシーの侵害などは対象外となります。 保険の加入者本人以外にも、生計を共にする同居の親族も補償の対象となり、ほかの保険に組み込むこともできる のが特徴です。

ペット保険

ペット保険は、ペットがケガや病気で動物病院を受診した際の医療費を補償する保険です。 主に犬や猫が補償の対象ですが、保険会社によってはほかの動物も対象となることもあります。 一般的にペットの治療費は高額になる傾向があるため、十分な治療を受けられないケースもあるでしょう。 しかし保険に加入しておくと治療費が安く済むため、安心して動物病院に連れていくことができます。

損保加入時のチェックポイント

損保加入の際のチェックポイントは以下の3つです。
・必要な補償を決める
・保険会社の比較
・付帯サービス・特約の確認

必要な補償を決める

損保の種類は豊富にあり、すべてに加入すると掛け金の支払い額が大きくなるため、必要な保険を見極める必要があります。 必要な保険に迷ったときは、日常生活のリスクを考えると入るべき保険が見えてくるはずです。 年齢や職業、生活習慣などによって最適な保険が変わってくるため、自分にあった保険に加入することが重要と言えます。

保険会社の比較

補償内容や補償額、掛け金、加入方法は保険会社によってさまざまです。 比較することによって、より安く、より充実した保険商品を見つけやすいでしょう。 保険会社の実店舗やショッピングモールなどの保険窓口で説明を聞いても良いですが、近ごろはインターネットで気軽に見積もり、資料請求、FPへの相談なども可能です。 3社~5社ほど見積もりを取って比較すると、自分に合った保険が見つかりやすくなるでしょう。

付帯サービス・特約の確認

保険会社ではさまざまな付帯サービス・特約が用意されています。 たとえば「個人賠償特約」では、以下のようなシーンで補償が適応されます。
・飼い犬が他人を噛んでケガをさせた
・自転車で人をひいてケガをさせた
・お店の商品を落として破損させた
これらは保険の加入者だけでなく家族も適応されるのが一般的です。 ただし補償内容は保険会社ごとに異なるため契約時に確認しましょう。

まとめ

損保とは、日常生活において起こり得るさまざまなトラブルに対応する保険です。 また損保の補償する対象は家屋の損壊や自動車事故など、非常に高額になる可能性のあるものが多いのも特徴の一つです。 特約を含めると補償内容は多岐に渡りますが、求める補償が増えるとそれだけ保険料も上がるため、自分にあった保険だけに絞る必要があります。 損保をうまく活用すれば、日常生活をより安心して過ごせるようになるでしょう。

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