• こんにちは。ちょこっと共済ライターチームです。
  • この記事で分かること。
  • ・国内旅行保険で補償される範囲は、自身や他人、救援者、携行品など。
  • ・国内旅行保険で知っておくべき注意点など。

まとめ

国内旅行保険とは、国内の旅行中や出張中に発生した事故などによる損害を補償する保険です。
一般的な補償範囲は「自身の怪我」「他人への賠償」「救援者にかかる費用」「携行品」「航空機等の欠航や変更の費用」です。
注意点は、「住居に帰宅した時点で契約切れになる場合が多い」「日帰り旅行でも利用可能だが割高」などです。
旅行や出張の計画を踏まえて、入るかどうかを含めて検討するとよいでしょう。

ちょこっと共済は、東京都の39市町村が共同で運営する公的な交通災害共済で、交通事故に遭い治療を受けた会員に対して見舞金を支給する制度です。
500円から加入出来ます。万が一の事故に備えてご検討ください。

宿泊先や観光先を決めたり、グルメ情報やアクティビティ情報を調べたりと、準備することも楽しい国内旅行ですが、怪我や事故に遭ったときに対する備えも十分でしょうか?
備えの1つとして、国内の旅行先で怪我や事故に遭ったときに利用できる「国内旅行保険」というものがあります。
この記事では国内旅行保険について、補償される内容や、適用される期間などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

国内旅行保険とは

国内旅行保険とは、国内の旅行中や出張中に発生した事故などによる損害を補償する保険です。旅行や出張の日数に合わせて保険料を支払い、その期間中に発生した怪我の治療などに対して保険金が支払われます。 保険料は「掛け捨て」のため、事故などが何も起こらなければ、支払ったお金は戻ってきませんが、一般的に保険料は安価に設定されており、誰にとっても入りやすい保険です。

国内旅行保険で補償される範囲

複数の保険会社がさまざまな国内旅行保険を提供しています。保険料や補償内容も商品によって異なりますが、一般的な補償範囲は「自身の怪我」「他人への賠償」「救援者にかかる費用」「携行品」「航空機等の欠航や変更の費用」です。それぞれについて解説します。

自身の怪我への補償

国内旅行中の事故によって自身が怪我を負ったときに、補償が受けられます。例えば、温泉での転倒で怪我をして治療を受けたり、ウィンタースポーツやマリンスポーツで骨折して手術を受けた 際に、怪我の種類や度合いに応じて保険金を受け取れます。 上記のようなケースは、国の健康保険により1~3割の自己負担で治療を受けられますが、それではまかないきれない費用が発生した際の“助け”になります。 また、登山(ピッケルを使用するような山岳登はんは対象外)やハイキング、海でのレジャー時にトラブルに遭い、レスキュー隊に助けてもらうことがあるかもしれません。国内旅行保険には、そのようなケースで発生するレスキュー費用への補償に対応しているものもあります。

他人への賠償への補償

国内旅行中に、他人に怪我をさせてしまったり、他人の物を壊してしまい法律上の損害賠償責任を負ったときに、補償が受けられます。例えば、旅先のサイクリング中に他人と接触して怪我をさせてしまったり、店舗の高額商品を落として壊してしまったり、美術館の展示物に傷をつけてしまった際に補償が受けられます。 特に小さな子どもがいる場合、故意でなく誤って他人の物を壊してしまうことは考え得るトラブルですが、国内旅行保険に入っていれば万が一のときに安心です。

救援者にかかる費用への補償

国内の旅行先で大きな怪我をしたときに、家族や親族が現地(旅行先の病院)に駆けつけることもあります。その際にかかる交通費や宿泊費に対して補償が受けられる国内旅行保険もあります。 また、この「救援者にかかる費用」には、搭乗していた航空機や船舶が行方不明または遭難した場合の捜索費用の補償も含まれます。

携行品への補償

国内旅行中の事故によってバッグ、カメラ、衣類、旅券 などの持ち物(携行品)に損害が生じたときに、補償が受けられます。この「損害」には、「盗難被害」も含まれており、例えば旅行先でスーツケースを盗まれてしまった場合も対象になります。 また、先述しましたが、プライベートの旅行だけではなく、ビジネスの出張も対象になるため、出張中にカメラやプロジェクターなどが破損したり、盗難にあった場合も保険金を受け取れます。 ただし、紛失や置き忘れによる損害は補償の対象外です。

航空機等が欠航や変更した際の補償

国内旅行のために搭乗する予定だった飛行機や船舶が、大雪や台風の影響などで欠航になった際に、急きょホテルなどに宿泊することがあります。その際の宿泊費に対して補償が受けられます。 国内旅行保険には、航空機や船舶の搭乗券自体に対しての補償はありませんが、そのようなケースにおいては航空会社や船舶会社が返金や振替便の手配などの対応をしてくれる場合が大半です。

国内旅行保険で知っておくべき注意点

旅行の日数に合わせて利用できる国内旅行保険は、とても手軽ですが、知っておくべき注意点があります。それは「保険適用期間」と「日帰り旅行時の保険料」「申し込みのタイミング」です。それぞれ解説します。

住居に帰宅した時点で契約切れになる場合が多い

国内旅行保険の適用期間は、契約期間初日の0時から末日の24時までとなっている場合が一般的です。しかし、ここで注意が必要なのは、「住居を出発してから帰宅するまで」という“但し書き”が添えられているケースが多いことです。 例えば、5月1日午前9時に家を出発して5月3日午後7時に帰宅した場合の保険適用期間は「5月1日午前9時から5月3日午後7時まで」になります。5月1日午前8時や5月3日午後8時に負った損害については、補償の対象外です。

日帰り旅行でも利用可能だが割高

国内旅行保険を利用できるのは、宿泊を伴う旅行だけではありません。さまざまな国内旅行保険のプランがあり、その中には、宿泊を挟まない「日帰り旅行」でも利用可能なプランがあります。 多くの場合、日帰り旅行で利用できるのは「1泊2日の旅行向けプラン」になります。保険料は、長期旅行用のプランよりも一般的に割高になるため、注意が必要です。

申し込みは当日でもできる場合がある

旅行代理店などでツアーを申し込んだり、飛行機を手配したときは「国内旅行保険はいらない」と考えたとしても、後日に「利用したい」と考え直すこともあるでしょう。そのようなときも、安心してください。国内旅行保険の中には、当日の出発前(飛行機搭乗前など)に申込みできたり、インターネットサイトで24時間365日申込みできるものもあります。 一方、90日前や30日前など、かなり前から申込み可能な保険もあります。保険の種類によって申込み可能な期間が異なりますので、なるべく早く検討し始めて適したものを選ぶのがおすすめです。

まとめ

旅行や出張の備えとして「国内旅行保険」について解説しました。補償される内容や、適用される期間などは、保険の種類やプランなどによってさまざまです。旅行や出張の計画を踏まえて、入るかどうかを含めて検討するとよいでしょう。

ちょこっと共済は、東京都の39市町村が共同で運営する公的な交通災害共済で、交通事故に遭い治療を受けた会員に対して見舞金を支給する制度です。
東京都の市町村に住民登録のある方なら年齢・健康状態に関係なくどなたでも加入することができ、会費は年額1,000円または500円と大変安価です。
万が一の事故に備えて、お守り代わりにぜひご加入されてはいかがでしょうか。