毎月の固定費の中でも、家計の大きな負担になりがちな保険料。
本記事では、ライフステージの変化などで保険に入りたい、見直して保険料を少しでも安くすませたいという人に向けて、安い保険を選ぶための7つのポイントと選ぶ際の注意点を、わかりやすく解説します。
ぜひ役立ててください。

入っておきたい代表的な3つの保険

「死亡保険」「医療保険」「自動車・自転車保険」の3つの保険について、特徴とメリットを解説します。

死亡保険

死亡保険とは、被保険者(被保険者=保障の対象者)が死亡した時に、遺された家族(受取人)に対して保険金が支払われる制度です。契約することで、葬儀費用や遺された家族の生活費・子どもの教育費などのお金を残すことができます。また所定の高度障害になった場合に保険金が支払われるものもあります。

医療保険

医療保険とは、病気やケガの入院費や治療費など医療費負担が発生した時に、保険金が支払われる制度です。国の制度である公的医療保険に加えて民間の医療保険に入ることで、公的医療保険で足りない保障分を補うことができます。民間の医療保険は、治療費以外の入院中の食事代や差額ベッド代などのさまざまな費用を対象としています。

自動車・自転車保険

自動車保険とは、自動車に関連した損害が発生した時に、損害を補償する保険金が支払われる制度です。自動車保険には「自賠責保険」と「任意保険」があり、運転手は自賠責保険に強制的に加入しています。自賠責保険で足りない分の備えとなるのが、任意保険です。また、自転車保険とは、自転車に関連した損害が発生した時に、損害を補償する保険金が支払われる制度です。自転車事故による高額賠償が増えていることから、自転車保険を「加入義務」とする自治体が増えています。現在、東京都など20以上の都府県などで義務化されています。

安い死亡保険・医療保険選びの4つのポイント

安い死亡保険・医療保険選びの4つのポイントについて、わかりやすく解説します。

保障内容によって大きく変わる

医療保険の場合、保障内容によって保険料に大きな差が出ます。特に左右するのが「入院給付金日額」と「支払限度日数」です。「入院給付金日額」は、ケガで入院をした時に入院1日あたりに受け取れる金額で、受け取れる額が小さいほど保険料が安くなります。「支払限度日数」は、1回の入院で受け取れる入院給付金の限度日数。日数が短いほど保険料が安くなります。また、保険にはさまざまな特約(オプション)がありますが、付けない方が保険料は安くなります。

終身保険より定期保険の方が安い

死亡保険は、保障期間が一定期間に決まっている「定期保険」と、保障が一生涯続く「終身保険」があります。定期保険はいわゆる「掛け捨て」型です。契約期間終了の満期を迎えた時に支払った保険料が戻ってくる「満期保険金」や、契約期間中の解約時に戻ってくる「解約返戻金」がない分、保険料が安く設定されています。一方、終身保険には「解約返戻金」があり、保険料が割高です。

短期払いより終身払いの保険の方が安い

医療保険は、保険料の支払い期間によっても分けられます。一括や一定の年数の間、一定の年齢までに保険料を支払う「短期払い」と、一生涯にわたって支払う「終身払い」の2種類があり、終身払いの方が月々の保険料が安くなります。しかし、一生涯払い続けるという特性上、長生きした場合、保険料の総額は終身払いの方が大きくなることがあるので注意が必要です。

割引制度もある

保険料には、病気にかかるリスクが低い人の保険料を下げる「割引制度」があります。「非喫煙者割引」は、喫煙者と比較してがんや血管・肺などの病気のリスクが低い非喫煙者に対して、保険料を安くする制度です。また「健康体割引」は、血圧値やBMIなどが保険会社の健康基準内に収まっている人に対して、保険料を安くする制度です。

安い自動車・自転車保険選びの3つのポイント

安い自動車・自転車保険選びの3つのポイントについて、わかりやすく解説します。

割引制度を活用する

割引制度を使うことで、自動車保険の保険料も安くできます。例えば「ゴールド免許割引」は、運転免許証の種類がゴールドの場合に運転者の保険料を割引く制度。「Eco割引」は、ハイブリッドカーや電気自動車、燃料電池自動車など環境に配慮した自動車である場合に割引く制度。「自動ブレーキ割引(ASV割引)」は、自動車に自動ブレーキ装置が装着されている場合に割引く制度です。

「自分への保障」はほかの保険とのバランスをとる

複数の保険に加入している場合、保障が重複している場合があります。例えば、自分の死亡や後遺障害の保障は生命保険や・医療保険でまかなえているなら、自動車保険は人身傷害の保障にしぼることで保険料を安くできます。加入している保険の内容を確認し、「自分への保障」は保障内容と保険料のバランスをとると良いでしょう。

「相手への補償」は無制限が安心

一方で、交通事故においては「相手への補償」が重要です。加害者となり、相手(被害者)に重大な損害を与えた場合、その損害賠償額は数千万円~1億円超と高額になることもあります。
そこで、自動車保険の対人賠償と対物賠償部分は、保険料を節約せず補償金額が「無制限」となる契約が安心です。

安い保険選びの注意点

保険料を安く抑えながら保険を選ぶ時の注意点について、わかりやすく解説します。

保障内容が自分にあっているか確認する

「安い」ということだけで保険を選ぶと、本当に必要な保障が得られなくなる可能性もあります。「医療保険は、ある程度の貯金があるから手厚い保障は不要」など貯金とのバランスや、「死亡保険は独身、高齢だから高額な保障は不要」などライフステージとのバランスを考えながら、検討していきましょう。

公的な制度を確認する

日本の公的医療保険の制度は充実しています。健康保険に加え、高額療養費制度と傷病手当金も利用することで、医療費の自己負担額を抑えられます。これら公的な制度を確認してから、不足分を医療保険でカバーすることを検討すると良いでしょう。

健康保険

「国民皆保険制度」により、日本の全ての国民は地方自治体や健康保険組合が運営する「健康保険」や「国民健康保険」に強制的に加入しています。ケガや病気でかかった医療費の自己負担額は、原則的に3割で済みます(年齢や所得により一部異なる場合があります)。

高額療養費制度

高額療養費制度とは、医療機関等の窓口で支払う医療費(自己負担額)の1カ月の総額が上限額を超えた場合、超過分が払い戻される制度です。限度額は、年齢や所得に応じて決まります。

傷病手当金

傷病手当金とは、ケガや病気で会社を一定期間休むことになった場合、直近12カ月の標準報酬(月額の平均)の2/3の手当金が、最長1年6カ月間受け取れる制度です。会社員や公務員など健康保険加入者が対象です。

支払い方法を月払いにしない

保険料は「月払い」のほかにも、「半年払い」や「年払い」が選択できることがあります。「月払い」にすると1年間トータルの保険料が割高になります。「月払い」よりも「半年払い」が、また「半年払い」よりも「年払い」の方が安くなり、お得です。

ネット保険を検討する

窓口で相談しながら契約する一般的な保険のほかに、インターネット(Webサイト)で契約する「ネット保険」があります。ネット保険は代理店を通さず、運営費用も抑えることで、一般的な保険よりも保険料を安く設定している傾向にあります。

共済を検討する

ケガや病気の医療費を「共済」で準備する方法もあります。保険商品のみを比較しがちですが、共済の加入条件をクリアしていれば、共済の方が基本的には安く済む場合があります。以下に詳しく解説します。

「共済」とは

共済とは、特定の地域の住民や特定の職業に就いている人たちが組合員となって助け合う仕組みです。「共済」という言葉には「力を合わせて助け合う」という「相互補助」の意味があります。保険と異なり、非営利事業として運営されていて利益を優先していないため、保険料(掛金)が保険と比較して安く設定されています。共済には都道府県共済、JA共済、こくみん共済などがあり、原則として組合員になって加入します。

共済と保険の違い

事故や災害などもしもの時に備えるという役割や、「相互扶助」の精神にもとづき加入者が保険料を負担し合うことで、必要な人の手元に大きな保障を届けるという仕組みは同じです。監督官庁は異なり、共済は組合によって分かれていますが、保険は金融庁です。また使われる用語も異なっています。例えば、支払うお金について共済は「掛金」、保険は「保険料」が使われます。ほかにも加入条件が異なり、共済は組合員であれば基本的に審査なしで加入できるのに対して、保険は審査があります。

共済のメリット

共済のメリットについてわかりやすく解説します。

掛金が安い

運営が非営利のため、掛金が安いのが一番のメリットです。月額数百円で加入できる共済もあり、手軽に利用できます。共済と保険には、それぞれの良さがあります。どちらか1つだけにしぼる必要はありません。共済の手軽さというメリットを生かして、共済と保険を組み合わせることで保障を上乗せしたり、不足分を補ったりできます。

「割戻金」が受け取れる場合がある

毎年の決算で余剰金が出れば、「割戻金」として支払った掛金の一部が組合員に還元されます。
例えば、掛金のうち90%しか使っていなかった場合は、10%分割戻金があります。ただし誰もが必ず受け取れるわけではなく、「契約から1年経過していること」などの条件があることもあります。

商品がシンプルでわかりやすい

保障内容が同じであれば、保険のように年齢や性別によって保険料(掛金)が変わることはなく、一律です(高齢者や子供を除く)。また、基本的にパッケージ化されていて、保障内容もわかりやすく設定されています。このように商品がシンプルなのも共済の特長です。

まとめ

本記事では、保険料を少しでも安くすませたいという人に向けて、安い保険を選ぶための7つのポイントと選ぶ際の注意点を解説してきました。安さだけではなく、貯金とのバランス、ライフステージとのバランスなどを考えて、自分にあっている保険を選ぶことが大切です。その際には、公的医療保険を確認するとともに、掛金が割安な共済も検討すると良いでしょう。

ちょこっと共済は、東京都の39市町村が共同で運営する公的な交通災害共済で、交通事故に遭い治療を受けた会員に対して見舞金を支給する制度です。
東京都の市町村に住民登録のある方なら年齢・健康状態に関係なくどなたでも加入することができ、会費は年額1,000円または500円と大変安価です。
万が一の事故に備えて、お守り代わりにぜひご加入されてはいかがでしょうか。

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